キャリアとは・・・自分の目的地に向かって成長し続けること
こんにちは!kiddoです。
自動車整備士からキャリアをスタートし業界職種問わず転職を繰り返すこと9回。今は営業職として働いています。
今回は「苦しかったときの話をしようか」という本の紹介をしていきます。
・自分のしたいことってなに?
・働き始めたはいいけど、本当にこの会社で働くことが幸せなのかな?
・こどもが社会人になるタイミングだが、なにをアドバイスすればいいのか不安
このように働くことに対する悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
このような悩みを解決してくれるのが本書になります。
この記事を読み終えると同時に本書を購入したくなるので、読み進めるにはご注意ください!
著者について
【森岡 毅】さんが書かれた本です。TVにも出てる人なのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
森岡毅さんの経歴について、一言でまとめてしまうと「マーケティングの鬼」です。
実績を挙げると、この記事に書きれなくなってしまうので簡単にまとめます。
要するにマーケティングで日本を活性化させてきた人です。
日本を代表するマーケターがキャリアの歩み方をフレームワーク化し、まとめたものが本書となります。
特徴
本書の構成としては、実際に森岡毅さんがキャリアを歩む過程をストーリー立てにまとめたものが本書のおおまかな流れとなっており、その過程の中で得た気づきや苦悩、経験を基に、社会に飛び立ご自身の娘さんにあてて書いた本となっています。
売り手市場によりキャリアプランの本は無数にありますが、本書には他の本には無い圧倒的な特徴が二つあります。
✅日本を代表するマーケターが書いた本
✅社会に飛び立つ自身の娘さんにあてて書いた本
日本を代表するマーケターが書いた本
冒頭にも説明しましたが、「マーケティングの鬼」といわれている方が書いた本なので実例や数字を用いて説明してくれるので、非常に論理的に内容が理解できます。
つまり「なるほどなぁ~」と唸ってしまいます。
マーケティングの本質はブランディングにあるので、キャリアプランを考えるときに「自分のブランド」を構築する必要があります。この自身のブランディングこそが「キャリアの歩み方」となるのです。
社会に飛び立つ自身の娘さんにあてて書いた本
父が娘にあてて書く手紙のような温かみが感じられます。ものすごいビジネスマンでも父が子供を想う気持ちは普遍的なものだと感じた一冊です。
なにより読み物として、非常におもしろいです。
文章から伝わる圧倒的な熱量にどんどん引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなり、最後には自分の息子が社会に旅立っていく場面が浮かび、涙が止まらなくなりました。
やりたいことがわからない君へ
ここから内容に触れていきますが学びが多すぎるため、キャリアプランに絞ってまとめていきます。
・自分のやりたいことがわからない
昭和、平成の時代だと大学まで進学して大きな会社にはいって出世していく。これが「幸せのカタチ」だと刷り込まれていました。選択肢が絞られていたため、そこに向かって進むだけなので非常にシンプルでした。
一方で令和において「幸せのカタチ」は前時代とは異なり、「大企業にはいっても給料があがらない」「日本の経済状況は・・・」大学に進学して大企業に就職しても幸せにはなれない。なので正確には選択肢が多くて、やりたいことがわからないといった状態です。
✅選択肢が少なかった前時代
✅選択肢が多い現代
どちらが良い悪いは置いといて、現代は自分自身で「選べる時代」です。超少子高齢化により日本人というだけで価値がある現代だからこそ、選べることを自覚しましょう。
選べるからこそ、自分の強みに沿ったキャリアを歩こう!
”自分の強みは必ず好きなことのなかにある!”
強みの見つけかた
ここでは本書で語られている「強みの見つけ方」を紹介していきます。
実際に自分自身について理解を深めていく思考なので、転職を考えていない人にもおすすめです。
まずは目的をたてよう
仮説でも構わないので、目的を設定しましょう。
目的=人生で目指す状態です。
といっても「人生の目的を教えてください」と言われて即答できる人は少ないはずです。
考えかたとしては「具体的なこと」から考えるのではなく、「どんな状態であれば幸せか」から発想していくほうが考えやすいです。
私の場合は「人と話すことが好き!」といった具体的なことではなく、「感情の振れ幅が少なく、丁寧に生きていたいなー」が幸せな状態です。あまり固くならず、自分にとっての幸せな状態を想像してみましょう!
強みの見つけかた
目的が決まったら、そこに向かうために戦略を練るのですが、リソース(自分の資源)について理解を深める必要があります。リソース次第でできることが変化していくからです。
ここでのリソースとは自分の強みです
自分の強みを見つけることは多くの人にとって難しい作業のはずです。
「“強み”は必ず好きなことの中にある」
本書でよく使われいる言葉ですが、今まで生きてきた中で無数の動詞を実行してきたはずです。その経験から試行してきた行為から人に喜んでもらえたり、逆に嫌悪感を与えたり、自分自身が実験体となり学んできたはずです。
だから、今のあなたの好きな「~すること」が自分と相手にとってよい結果をもたらす、「強み」なのです。
付箋に書いてみよう
今まで好きだった「~すること」を付箋に書いてみましょう!名刺はいらないので、動詞で書き出してください。
親指くらいの付箋にとにかく思いつく限り書いてみてください!頭で考えているうちはあまり浮かんできませんが、手を動かしてみると意外とペンが進みます!
私のおすすめは人に褒められたことのほうが浮かびやすいので、おすすめです!
例えば「人前でプレゼンしたとき褒められた」や「会話の中で、話の要点をまとめるのが上手だね」といった具合に自分が当たり前にできていることが、実は他の人にとって難しいものであることはよくあります。
親しい人に聞いてみるのもいいですね。
50~100個ほど動詞を書いてみましょう!
書いた付箋を分類分けしよう
A4の紙を4枚用紙して、各用紙に「T」「C」「L」「それ以外」の4つに分けます。
✅「T」・・・”Thinking” 考える力/戦略性が強みになる
✅「C」・・・”Communication”伝える力/人とのつながりが強みになる
✅「L」・・・”Leadership”変化を起こす人/人を動かす力が強みになる
上記の3つの項目に当てはまらない場合は「それ以外」となります。
書き出した動詞を上記の3つに分類し、対象グループの紙に貼ってみましょう。
「T」「C」「L」のうちどこのグループ付箋は多く貼られていましたか?
たくさん付箋が張られているグループの特徴が自分の強みとなるのです。
強みに沿った職種選びへ
自分の強みがわかれば、その強みを磨くことができる職種を選んでいくだけです。
ちなみに付箋を分類してみて、二つのグループがほぼ同等となった場合はどちらの強みを持っていることとなります。私の場合は「T」「C」がほとんど同じでした。
まとめ
今回は森岡毅さんが書いた”苦しかったときの話をしようか”をご紹介しました。
”キャリアとは自分の目的地に向かって成長し続けることだ”
私が大好きな言葉の一つです。まずは目的設定、そのあと強みを見つけて、あとは強み沿った文脈で目的地に向かっていくだけです!
本記事では紹介しきれていない部分も多くあります。例えば、「働いている中で一番つらいこと」や 「自分のマーケティング」など本書を読むことで必ず、新しい気づきがあるのでぜひ一度読んでみてください。
それでは、次回の記事で
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